キャンプテクニック(Techniques)

ナタを使った薪割りのやり方、初心者でも安心して作業できます。

薪割りにナタ(鉈)を使うのは、力に自信がない初心者でも、安全で効率的に薪を細く割る方法として最適です。

ここでは、ナタを使った薪割りの基本手順と、事故を防ぐ注意点をわかりやすく解説します。


🔧 準備:安全第一のセッティング

まず、作業の基盤となる環境を整えましょう。

  • 薪割り台を用意する:平らで硬い木材や切り株は、ナタの刃が地面に当たるのを防ぎ、作業効率も上がります
  • 装備の確認をする:利き手には素手、反対側の手には革製グローブ、足元はスニーカーやブーツでしっかりと保護してください
  • 周囲の安全チェック:抜刀方向に人がいないか確認し、刃先の向きや姿勢にも注意を払いましょう

🪓 基本操作①「ナタの背を使った優しい薪割り」

  1. ナタを薪の上部中心に軽く当て、刃がほんの少し埋まる程度に当てましょう。
  2. ナタの背を別の薪やハンマーで軽く叩き、刃を徐々に薪に食い込ませます 。

    この方法は刃物を振り回さず、初心者でも扱いやすく安全です。


💥 基本操作②「ナタを使って薪を打ち付ける」

  1. ナタを薪に浅く刺した状態で、両手で刃を支えるように持ちます。
  2. ナタと薪を一体にして、薪割り台に薪ごと打ち付けるように振り下ろします 。

✅ ナタ薪割りのコツと注意点まとめ

  • 刃の向きは常に、自分に向けない:刃先より柄が下がる角度で保持し、安全性を確保 。
  • 節やねじれのある薪は避ける:割りにくく刃が跳ねる原因になるため、無理せず別の薪を使いましょう
  • 薄い刃物には無理禁止:ナイフ形状や細身のナタで無理に太い薪を割ろうとせず、適切なクラスの刃物を選ぶことが重要です 。

🔄 仕分けの目安:薪の太さによる使い分け

  • **焚きつけ用(直径3cm以下)細薪(3~6cm)**は軽く割れるので着火準備に最適。
  • **中薪(6cm程度)**は炎が安定した後に投入。
  • **太薪(6cm以上)**は火力キープに使い、必要に応じてナタや斧でさらに割って利用しましょう

⚙ 後片付けとメンテナンス

薪割り後は、ナタの刃を洗って水分を完全に拭き取り、布や革ケースで保管してください。防錆油を塗っておくと、次回も気持ちよく使えます

 

 

ナタの不適切な使用は、思わぬ大ケガにつながるリスクがあります。

ここでは、特に「絶対に避けてほしい」やってはいけない使い方を、理由と共にわかりやすく解説します。


🔴 やってはいけないナタの使い方

1. 周囲の確認をせずに作業する

狭いスペースや人が近くにいる環境で振り回すことは非常に危険です。

特に刃が弧を描くように移動する際に他者を傷つけたり、木片や破片が飛ぶ恐れがあります。
👉 使う前には常に“十分なスペース”を確保し、周囲に人がいないか必ず目視してください。

 

 


2. 自分の体方向に向かって振り下ろす

刃を身体側や足元に向けて振ると、刃が跳ね返ったときに膝やスネを直撃します。

実際、初心者が膝・脛に当ててしまうケースは多く報告されています。
👉 刃は必ず「体の外側」、足から離した方向を向くようにし、切断方向を意識して振りましょう。

 

 


3. 握る手に軍手をはめる(利き手を滑らせる状態)

素手よりも手袋の方が滑りやすい状況があります。利き手に軍手をして踏ん張った際、ナタが手からすっぽ抜けるリスクが。
👉 利き手は素手で握り、滑り止め手袋は反対側の握り方や補助用に限定しましょう。

 

 

 


4. 鞘や地面にナタをそのまま放置する

使用後に地面や鞘から刃先が僅かに露出した状態で放置しておくと、踏んだり触ったりしたときに深刻な切り傷になります。
👉 使わないときは必ず鞘に収め、刃先が隠れるように保管しましょう。

 

 


5. 無理に太い薪を連続で割ろうとする

扱いに慣れていない状態で大きな薪に挑むと、反動でナタが外れたり弾かれたりしてケガをする可能性があります。
👉 まずは直径3〜6cm程度の細薪から練習し、段階的に慣れてから大きな薪にチャレンジしましょう。

 

 


6. 棘のある枝や節付き薪をそのまま刃に当てる

枝や薪に節や突起があると、刃が跳ね返されて制御を失う原因になります。
👉 割ろうとする部分をよくチェックし、節やトゲがない位置に刃を入れるよう心がけましょう。

 

 


7. 刃や柄にヒビ割れがあるナタを使う

割れる・折れるリスクがあり、一気に壊れると刃が飛んだり振り上げたまま制御できなくなる危険があります。
👉 使用前後にナタの状態を必ず確認し、ヒビ割れや緩みがあるものは直ちに使用を中止してください。

 

 

 


✅ 安全に使うために覚えておきたいこと

  • 作業前にチェック:スペースは十分か/刃・柄に問題ないか
  • 体から刃を遠ざける:切る方向と刃の落下ラインに注意
  • 適切な持ち方:利き手は素手、補助に手袋利用
  • 放置禁止:必ず鞘に収納し、刃が露出しないよう保管
  • 対象物の選び方:細薪や節なし部分から始めて慣れる

 

 


ナタは適切に使えば非常に便利なツールですが、使い方を誤ると致命的な事故にもつながります

上記の「やってはいけない」ポイントをしっかり守って、安全に薪割りや枝払いを楽しんでください😊

 

 


📌 総まとめ

ナタでの薪割りは、「刃を薪に食い込ませて割る」というシンプルなメカニズムです。

まずは背を叩く優しい方法から始め、慣れてきたら打ち付け割りを試してみましょう。

刃物の安全意識を持って臨めば、誰にでも習得可能。キャンプの焚き火準備に、ナタをぜひ取り入れてみてください🔥

 

 

 

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