
ソロキャンプは「自分だけの時間」を満喫できる一方で、予期せぬトラブルにひとりで対応しなければなりません。
だからこそ、「安心感」と「自由度」を両立できるキャンプ場選びが重要です。
ここでは、これまで紹介してきたソロキャンプのありがちなトラブルをフォローしてくれるキャンプ場の条件を押さえつつ、失敗しない選び方を解説します。
なぜキャンプ場選びが大切なのか
ソロキャンプで起こりがちなトラブルは、悪天候、設営時のミス、火おこし失敗、野生動物の接近、道に迷う、孤独感……など多岐にわたります。
一方で、しっかりサポート体制や設備が整ったキャンプ場を選ぶだけで、「もしものとき」の安心感が劇的に高まり、集中して自然に没入することができるのです。
1|アクセスと距離感──帰る手段も確保しておこう
慣れない道や長距離運転は思わぬ疲労や迷子リスクを生みます。
ソロデビューは自宅から2時間以内、公共交通機関利用なら最寄り駅から送迎やシャトルバスがあるキャンプ場を選ぶと安心です。
また、キャンプ場内のサイト配置もチェック。
サイト同士が程よく離れていて、プライベート感と「近くに誰かいる安心感」のバランスがとれた場所がベストです。
2|管理人・スタッフ常駐──「困ったら相談できる」環境を
ひとりで設営中にポールが折れたり、夜間にトイレ設備が詰まったり……そんなトラブルも、管理人やスタッフが常駐していれば早期解決が期待できます。
緊急時の対応を確認したり、夜間巡回の有無を問い合わせたりして、万が一のときに頼れる存在がいるキャンプ場を選びましょう。
3|サイトタイプ──オートサイト&区画サイトの活用
車を横付けできるオートサイトなら、重いギアの運搬がグッと楽になります。
さらに、地面が平坦でペグ打ちしやすい区画サイトを予約すれば、設営にかかる時間と労力を大幅に削減可能。
逆に「気ままに林間の雰囲気を楽しみたい」という場合は、フリーサイトのソロ専用エリアを選ぶのもおすすめです。
4|設備の充実度──トイレ・水回り・レンタル品
ソロキャンプでは、炊事棟や売店、シャワー設備があるかどうかが快適度に直結します。調理器具や寝具が忘れたときにレンタルできるか、飲食物や薪が現地購入できるかも事前に調べておくと安心。
電源サイトの有無もチェックすれば、モバイルバッテリーの心配も減ります。
5|料金体系──「ソロ割」「人数課金」ならコスパ◎
区画単位の高額料金ではなく、「テント1張り」「大人1名」といった人数・装備ベースで課金されるキャンプ場を選ぶと、ソロキャンプならではのコストパフォーマンスを享受できます。
オフシーズン割引や平日プランを活用すれば、よりお得に利用できることも。
6|雰囲気──「ソロ歓迎」の空気感
ファミリーやグループ中心の賑やかなキャンプ場も楽しいですが、ソロキャンプならではの静けさを求めるなら、“ソロ歓迎”をうたっているキャンプ場が狙い目です。
同じソロの仲間が周囲にいることで、孤独感よりも“ひとりの自由”を実感しやすくなります。
まとめ
ソロキャンプ成功の鍵は、トラブル時のバックアップ体制と、心からリラックスできる環境を兼ね備えたキャンプ場選びにあります。
アクセスの良さ、管理人常駐、オート&区画サイト、充実設備、ソロ向け料金、ソロ歓迎の雰囲気――これらをバランス良く満たす場所をまずは探してみてください。
次回のソロキャンプでは、自分にぴったりのキャンプ場を見つけ、心置きなく自然の時間を楽しんでくださいね😊